コンテンツマーケティング
【コンテンツマーケティングという考え方】
ITを中心とした技術革新と共に生まれてきたのがコンテンツマーケティングという考え方です。
近年書店などで、このテーマを扱った書籍も良く目にするようになりましたが、定義としては、
"コンテンツマーケティングとは適切で価値あるコンテンツを作成し配布する技術である。ターゲットとなる見込み客のことを理解し、
これを明確に定義することにより、見込み客を引き寄せ、獲得し、見込み客と関わり合い、見込み客に購買に結びつく行動を促すことを目的とする。"
(Contents Marketing Instituteによる)
作り手の作りたいものを受け手に勝手に押し付けるのではなく、受け手が必要とする魅力的なコンテンツの提供を通じて、
最終的に受け手が作り手のサービスを購入するステージまで育成をするという考え方です。
実施までのステップとしては、
1:現状分析・目標設定
2:ターゲット顧客像設定
3:コンテンツ作成
4:コンテンツ発信
5:効果検証
という流れになっています。
【バンド活動への示唆】
このコンテンツマーケティングという考え方がバンド活動にもある程度適用できるのではないかと考えています。
前回の記事ではこの考え方に基づいてプロモーションを実施しましたので、その流れを簡単に記述します。
1:現状分析・目標設定
自身のバンドの現状、特に課題を洗い出します。
- FOR LIFEの場合-
正式音源の発売を4ヶ月後に控えており、事前にバンドの名前・曲を潜在顧客に認知させ、
正式音源を手にとって貰う土壌を築くことが目的でした。
市場の大きさを鑑みたとき、海外のオールドスクールハードコアファンに届けることを特に考えました。
2:ターゲット顧客増設定
対象となるべきユーザー像がどういった行動パターンや嗜好を持つのかという「ペルソナ※の設定」をします
- FOR LIFEの場合-
オールドスクールハードコアが好きで、常に現行のバンドをPCのYou TubeやBandcampで検索しているアメリカ在住20代の男性をイメージしました。
3:コンテンツ作成
使用するメディアも意識しながらコンテンツを作成します
- FOR LIFEの場合-
ユーザーがPCのYou Tubeで新しいバンドを検索するという行動を考え、You Tube動画プロモーションを選択しました。
前回の記事では、テスト的な実施のため既存のライブ動画を仕様しましたが、一般的にバンドの映像では
ライブよりも画質のいいMVの方が良く再生される傾向にありますので、MVの方が良いでしょう。
初見のユーザーに届けることを想定すると、曲も分かりやすくしかもイントロにインパクトがある曲が望ましいですね。
4:コンテンツ発信
ブログ、動画サービス、ソーシャルメディアなどコンテンツに最適なメディアで発信
- FOR LIFEの場合-
上記の通りYou Tubeでの発信を行いましたが、
ターゲットユーザーにより確実に届けるためにキーワード指定方のプロモーションをかけたことは前回の記事で書いた通りですね。
5:効果検証
プロモーションがどのような効果を及ぼしたかを検証します
- FOR LIFEの場合-
こちらは前回の記事で詳しく書いた通りですね。
Googleのアナリティクスサービスは無料で様々なデータが閲覧できるのでおススメです。
【さいごに】
今回の記事は少し長くなってしまいましたが、特にコンテンツマーケティングについて深く知りたい方は
イノーバ社のホームページや書籍をご覧いただけると理解が深まると思いますのでそちらもどうぞ。
商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる
- 作者: 宗像淳
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/12/04
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
※ペルソナ
企業が提供する製品・サービスのもっとも重要で象徴的なユーザモデルのこと。そのモデルを作ることをペルソナデザインという